拒食症はほっといたら治るんですか?
もう、あまりにも同じご質問を受け続けて、
私のクライアントさまも含め
皆さまがどんどん混乱されていることを強く感じましたので
このご質問にお答えします。
1.拒食症(摂食障害)の子をほっといていいの?について
2.信じる、見守るの誤解
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お子様が摂食障害で長い間、苦しい思いをされている方、
すでに完治された方、
完治に向かっている方々もいらっしゃいました。
そして、ここでも、このご質問を頂きました。
1.拒食症(摂食障害)の子をほっといていいの?について
2.信じる、見守るの誤解
毎日毎日のカウンセリングの中でも、
同じご質問を毎回のように受けてきました。
同じ方が不安になって
「もう一度聞いていいですか?」と確認のために
この質問を繰り返し私に問い続けられました。
拒食症の子をほっとけという考えが巷で広がってきています・・・
どうしたらいいんですか???って
当事者の方は必死なんです。
正しい情報、本当の情報を探しています。
根拠のないこと、結果がちゃんと出ていない情報であっても
渦中にいると何が本当で真実かはわかりません。
私も娘が拒食症真っただ中で
渦中にいるときには
わからなかったと思います。
なぜなら、
摂食障害の渦中にいる人は
まだ完治を経験していないから、
本当の完治を体験していないので
どうなっていることが治っていることなのか?
今の自分の状態が良い方向に向かっているのか?
悪化しているのか?
良いように感じているだけなのか???
判断基準がないから判断ができないんです。
だから、何を信じたらいいのか
混乱してすごく不安になってしまう・・・
私の娘が拒食症でも
絶対混乱して不安が増していただろうと思います。
今日も、ご本人様から、
「ほっとくなんて最悪だ!!」というお声を頂きましたが、
このお言葉も
ほかのクライアントさまからもいただいていて
「私はお母さんに心からの関心を向けてもらいたくて拒食症になった」、と
おっしゃっていました。
すべての方がそうだ!と決めつけるものではありません。
ですが、
私の娘を含めて
これまで治った方、完治した方は、
みなさま、
お母様からほっとかれることを最も恐れ、
ほっとかれるなら病気を悪化させるか、
ほかの病気になるか
強迫性障害をつけ加えるかをする!といい、
実際にそうなっていった方もいらっしゃいます。
そして、以前よりも悪化してしまいました。
拒食症とはそういう病気なのです。
一言でいうと、
ほっといたら悪化します。
それを信じるか信じないかは自由です。
ですが、
もし、私の娘に他に姉妹がいて
その子が拒食症になったとしたら
私は死んでもほっときません。
ほっとけば
拒食症が一生にわたって治らない病気になっていくことを
体験を通して知っているからです。
20年以上、拒食症の方も
「ほっとかないでほしい!
自分だけではどうしても癒せない強い自己否定感を
母から肯定されることで手にしたい。
そのために私は体も心もすり減らしてきたんです!!」と
訴えていらっしゃいます。
どんな方法でも、
拒食症という難病が治って完治するならば
方法論にこだわる必要なないと思います。
ですが
もう一度言います。
ほっといた方々は、
一見治ったように見えたり、
食事ができるようになったり
体つきが基に戻ったり、
外出ができるようになっていたとしても
拒食食のココロは治っていないのです。
そうなってしまったお母様方は
この恐ろしさをすでにご存じです。
だから
生き辛さを持ったまま、ことあるごとに苦しんで
別の形で生き辛さを訴えてきたりしています。
それは
ココロが治っていないから。
「治っている」と、本人でもないのに
周りや親が判断してしまって
居場所がなくなっているからです。
「アヤコ先生もほっといていいという考えですか?」と
ダイレクトに繰り返しご質問を頂いているのでお応えします。
私は真逆の考えです。
全く違います。
完治させた体験を持ち、
クライアントさま方も治っているという実績を出していることを根拠に言います。
私は、
拒食症の子をほっとく、という考えは
1ミリたりともありません。
また、見守る。信じるについても
文章でカンタンに
みまもればいい、信じればいい・・・と言えるものではなく
見守るとはつまりどういう関わりの事なのか?
信じるとはつまり具体的にどういうことなのか???
拒食症に関わることはとてつもなく繊細ですので
ブログだけで正しくお伝えすること
(正しく受け取っていただくこと)は難しいと考えますので、
個人セッションで
きちんとすり合わせをしながらお伝えします。
私は自分の娘が拒食症になって
さんざん地獄を見てきました。
ですから、無責任なことば、混乱するよう表現、
根拠のないことは一切言わない主義です。
そのような思いがあって
「ほっとく」についても
個人セッションで直接、
誤解の内容ににすり合わせをして
お伝えする方法を取ってきたのですが
あまりにもお問い合わせが多く、
ブログも書いてほしい、というご希望を頂いて
今日は記事にしました。
「ほっとけば治るなんて言われて、
改めて心にナイフが刺さった!」とおっしゃった
ご本人様のお言葉もこの記事を書くきっかけになりました。
あなたが何を信じるのか?によって
拒食症が治っていったり
悪化していったりするのです。
本気で治したい!という意志のある方からの
お申し込みを受け付けています。
新規ご予約は2016年2月分からになります。
★お休みのお知らせ
・12月21日から2016年1月5日 ・1月30日~2月10日まで
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拒食症の症状は
内側の『ココロ』がつくりだしています。
ココロの状態を変 えることが
本当の克服への道なのです。